2025年2月、政府は2025年度税制改正の関連法案を閣議決定した。長年議論されてきた「年収103万円の壁」を引き上げる減税が柱で、近年の物価上昇や最低賃金の引き上げなど、社会経済情勢を反映したものだ。この所得税の非課税枠は1995年以降、103万円 ...
米国Chicago大学のJiajunLuo氏らは、全米の4700カ所の井戸から採取した飲用地下水のリチウム濃度と、その地域に在住する成人の癌リスクの関係を検討するコホート研究を行ったところ、リチウム濃度が高い場所の居住者ほど、癌の発症リスクが低かった ...
日本にいると、病気や怪我をしたときに医療にアクセスできない状況というのは想像できないかもしれません。でも、世界には、医療が届かないために尊い命が失われる場所がまだ多くあります。「医療の届かないところ」について、ちょっと想像してみてください。私たち特定 ...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行時は、非接触の対応をするなど多くの人が衛生に注意していた。一方、COVID-19が5類感染症に移行してからは人々の警戒も薄れ、感染対策も弱くなってきている。今冬はインフルエンザなどの感染症が再び拡大し ...
機能性ディスペプシア(FD)や過敏性腸症候群(IBS)の患者に対し、バーチャルリアリティー(VR)技術を用いて精神的ストレスが生じる場面を再現して脳活動を測定したところ、健常者とは異なる特徴があることが示された。結果は2月24日、日本消化器病学会の英 ...
中国中南大学のZheHuang氏らは、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)と化学療法を併用する際、治療の有効性が概日リズムの影響を受けるかを調べる研究を行ったところ、ステージIIICまたはIVの非小細胞肺癌(NSCLC)患者では、午前11時半までにI ...
大学の総合診療部の医局に籍を置きながらとはいえ、僕が比較的早い時期に開業に踏み切ったのは、「医療機関から見放された患者を診たい」という理由からだった。2000年代後半のその当時、不定愁訴やMUS(medicallyunexplainedsymptom ...
米国Stanford大学のAnjaliA.Dixit氏らは、2016~22年に米国で緊急手術を受けた2型糖尿病患者を対象に、SGLT2阻害薬使用者と非使用者の術後の糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)リスクを調べる後ろ向きコホート研究を行ったところ、両 ...
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。3月3~9日に最もツイート数が多かったのは、「TirzepatideforObesity ...
乳腺腫瘍摘出手術後で麻酔が残る女性患者に対し、術後診察に訪れた医師がわいせつ行為をしたとして、柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医が準強制わいせつで起訴された事件。2025年3月12日、東京高等裁判所は一審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した ...
関東で薬局51店舗を展開するエフアンドエフ(栃木県佐野市)は、2025年5月から無料の健康測定サービスを開始する。栃木県足利市にある3店舗の薬局に併設された健康チェックルームで、市民を対象に実施する。今回の取り組みは、足利市との事業連携協定締結により ...
脂質異常症のため、病院の内科に通院している68歳の男性Sさんが、受診後に来局しました。Sさんは処方箋を差し出しながら、次のように質問しました。「診察前の血液検査で肝臓の数値が上がっていたけど、コレステロールの薬は継続するんだって。やめなくて大丈夫かな ...