米国Emory大学のJonathanH.Kim氏らは、2010～23年に開催されたマラソン（およびハーフマラソン）参加者の心停止発生率と死亡率を、2000～09年のデータと比較したところ、心停止発生率に変化はなかったが、死亡率は有意に低下していたと報 ...

昨年12月、厚生労働省の「新たな地域医療構想等に関する検討会」の取りまとめが公表されました。2027年度にスタートする新たな地域医療構想は、医療提供体制に様々な影響を及ぼすものとみられます。特に病院に関しては、再編統合の流れが加速し、地域によっては“ ...

四日市消化器病センター（三重県四日市市）は、胃腸内科、肝臓内科などの消化器領域を中心に、糖尿病内科、眼科、人工透析内科、整形外科など、8診療科40床（うち20床は透析病棟）の救急指定医療機関だ。病院長の石原知明氏は、「東京の医療を四日市で」を理念に、 ...

担当していた手術が無事に終わり、ストレッチャーに横たわる患者と共に病棟へ戻る。待っていた患者家族に、処置状況や今後見込まれる病状変化、リハビリテーションの方針を伝え終えて、やっと一息つけた。次はカルテ記載だ。ちょうど他の先輩・後輩医師も手術や病棟での ...

キヤノンメディカルシステムズ（栃木県大田原市）は2025年4月11日、従来の臥位だけでなく立位・座位の状態でも撮影できる世界初の全身用80列CT「AquilionRise」（写真1）を販売開始した。立位や座位の状態で病態がより明瞭に検出できる整形外科 ...

高野先生、酔っ払った芸人が口走ったようなタイトルなんかつけて、恥ずかしくないんですか？2024年7月、一部メーカーが生産する血液培養ボトルの供給が滞り、臨床現場に大きな打撃を与えたことは記憶に新しいですが（関連記事：“なにかと供給難時代”の血液培養） ...

「もし慣れない国で病気やケガをしてしまったら……」。そのような不安な気持ちは世界共通だ。現地の医療機関に受診したくても、言語の問題や医療制度の違いなどから気軽に相談することが難しいのは誰もが想像できるだろう。法務省外局である出入国在留管理庁によると、 ...

中国中南大学のJieChen氏らは、欧州の2つの大規模コホート研究の食習慣に関するデータを利用して、植物性食品を多く摂取する食習慣が炎症性腸疾患（IBD）の関連リスクに及ぼす影響について検討したところ、こうした食生活がIBDの新規発症と病状の進行を抑制することが示唆されたと報告した。結果はLanc ...

コロナが収束したのをきっかけに国内で急増している訪日外国人。2024年には訪日外国人が約3687万人と、過去最高を記録した。それに比例する形で、外国人観光客による医療機関の受診も増えている。2025年4月には大阪・関西万博も控えていることから、医師に ...

オランダGroningen大学医療センターのJelleM.Beernink氏らは、プラセボとのクロスオーバーデザインで、ダパグリフロジンが2型糖尿病患者の尿アルブミン/クレアチニン比（UACR）に与える影響を在宅検査で調べるフィージビリティー研究を行 ...

保険診療によるがんゲノムプロファイリング検査（CGP検査、遺伝子パネル検査）の開始から6年近くが経過しようとしている。検査を受けた患者のほぼ半数で遺伝子異常に対応する治療薬の推奨や提案がなされるなど、がんゲノム医療は大きく前進したかに見えるが、実際の薬剤到達率は10％に満たないのが現状 ...

本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くポストされた論文を紹介する。3月31日～4月6日に最もポスト数が多かったのは、AnnalsofEmergencyMed ...