長作屋を設立した25年ほど前、銀行からの借り入れは一苦労だった。会社に実績がなかったことに加えて、保険薬局という業態自体が認知されておらず、担当者に、「医薬分業とは」から始めて薬局の収益構造や安定性など、何度も説明してやっと融資を検討してもらえるといった状況だったのだ。それが今では… ...

身体の不調を感じたとき、医療機関を受診する前にOTC薬で対処する、いわゆる「セルフメディケーション」を行う患者は少なくない。OTC薬は処方箋がなくても薬局やドラッグストアなどで手軽に入手できる利点がある。一方、OTC薬は処方薬と同様、適切に服用しなければ重篤な副作用を引き起こす可能性があ… ...

チェコ共和国Ostrava大学のDavidŠkoloudík氏らは、頸動脈内膜剥離術を受ける患者を対象に、2MHzの超音波パルスビームを用いた超音波分解（sonolysis）を追加するランダム化比較試験を行い、超音波分解の追加群はシャム治療（偽手術） ...

2025年3月28日、日本循環器学会と日本心不全学会が合同で、「2025年改訂版心不全診療ガイドライン」（外部リンク：日本循環器学会）を発表。改訂版の作成の中心となった国立循環器病研究センター心不全・移植部門心不全部部長の北井豪氏が、同日開催された第 ...

過去のコラム「緊急事態宣言よりも、苦しんでいる患者よりも大事な“ユメ”って何だ？」などで伝えたように、2021年1月、突然階上に入居したキックボクシングジムがつくりだす大きな振動により、当院は何度も診療の中断を強いられ、防振工事の要請も聞き入れられず ...

米国Vanderbilt大学医療センターのEmilyPei-YingLin氏らは、「COVID-19andCancerConsortium」のデータを用いて、米国、カナダ、メキシコで新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）に感染した癌患者を対象に、 ...

2020年の夏、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）第２波において沖縄県の感染状況は国内最悪だった。7月31日、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染報告数は15.4となり、東京都や大阪府を抜いて全国最多となっていた。振り返れば、第1波は住民の協力によって抑え込まれ、医療や行政の役割はそれほ… ...

患者・家族によるハラスメント行為に悩む医療機関は少なくなく、効果的な対策を立案、実行するのは待ったなしの状況だ。そこで3回にわたり、医療現場での「ペイシェントハラスメント」への方策や考え方などを紹介していく。第2回は、長年、医療事故などの際の患者対応 ...

本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。3月24～30日に最もツイート数が多かったのは、NEJM誌の論文「IntensiveBlood-PressureControlinPatientswithType2Diabetes」（2型糖尿病患者に ...

スウェーデンGothenburg大学のLenaM.S.Carlsson氏らは、肥満手術を受けた患者を長期追跡して、減量を維持できた人と体重がリバウンドした人のアウトカムを比較するコホート研究を行ったところ、リバウンドした人では細小血管疾患のリスクが高かったが、死亡率には有意な影響は見られなかったと報告した ...

患者搬送を目的に対馬空港から福岡和白病院（福岡市東区）に向けて飛行していた医療搬送用ヘリコプターが、長崎県対馬東方沖の海上で転覆していることが2025年4月6日、確認された。その後、搭乗していた6人全員が救助されたが、このうち心肺停止状態で救助された ...

韓国蔚山大学校のJonggiChoi氏らは、慢性肝疾患（CLD）の成人患者におけるスタチンの使用と肝細胞癌（HCC）および肝代償不全のリスクを検討するコホート研究を行い、スタチン使用者は非使用者に比べ、10年間の累積発症率がどちらも低く、肝線維化の指 ...