米国の有権者はドナルド・トランプ前大統領を再び大統領に選んだ。その主な要因となったのは、ジョー・バイデン大統領の下での経済状況への不満や、第1次トランプ政権下の低インフレや新型コロナウイルス禍前の状況を懐かしく思う気持ちだ。
米著名実業家イーロン・マスク氏は、ドナルド・トランプ前米大統領のホワイトハウス返り咲きを後押しするために1億ドル(約152億円)以上を費やした。トランプ氏が勝利した今、富豪で電気自動車(EV)メーカーのテスラとロケット打ち上げ企業スペースXの最高経営責任者(CEO)であるマスク氏は、莫大(ばくだい)な経済的見返りを得られる可能性がある。そうなれば、政府の最上層部における前例のない利益相反となりかね ...